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患者の人間性の尊重と生活の質重視への流れ

患者

療養のあり方の変化とうのは、訪問看護の促進などの他にも看護の考え方にも大きな問題を投げかけています。
そえれは、これまでの看護に対してではなく、病気を治すことを最終目的としてきて医療全般に対しての哲学的な問でもあります。

従来、医療関係者は「1人の生命は地球よりも重い」との信念のもとで、治療する行為自体を目標にしてきました。
治癒が望めない患者については、「1分1秒の延命」を第一主義としてきたところがあります。
ところが、必ずしもそれが患者の同意に基いて行われていたとはいえません。

末期がん患者を考えてみましょう。
現在、がんは早期発見や治療法の進歩によって治癒の可能性が非常に高くなっています。
しかし、まだ日本人死亡原因の第1位を占めていて、死亡者の3割ががんが原因となっています。

がんで末期を迎えた患者は、病気による疼痛に加えて、不安や恐怖心も強く、身体的や精神的、社会的な苦痛は計り知れないものがあります。
人間は誰しも死を逃れることはできません。
しかし、痛みを取り除き、精神的、社会的にサポートすることで、患者を少しでも安楽な状態にすることは不可能ではありません。

ところが現状においては、患者が望む望まないに関わらず、苦痛をともなう治癒や延命処置がなされるケースが多いです。
そして、日本にはまだ多くの場合において病名が患者へ告げられることなく最後まで希望をもつように励まされています。

患者自身は医療側のそのような説明とは裏腹に、だんだんと衰弱していくうちに疑心暗鬼となって、精神的苦痛に襲われて悶々とした日々を過ごしているのです。
こうした中で、患者を一人の人間、個人として尊重することの大切さが認識されてくるようになりました。
それはつまり、患者の生活の質を考えることであります。

疾患だけに焦点を合わせるのではなくて、その人は疾患を持ちながらも個性を有する1個の社会人であることを考慮することです。
末期にきた患者には治癒のための看護ではなくて、その人らしく死んでいけるような世話が尽くされるべきだとうことですね。

最近では、末期医療の見直しが各方面からなされつつあります。
より人間性を重んじる医療施設の形態として、ホスピスや緩和ケア病棟が注目されて、実際にその数も増えています。

自宅で最期をみとろうとする試みも多くみられるようになってきています。
それぞれの場において、患者の生活の質を高めるために、看護職の果たす役割が大いに期待されています。

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